バイバイ、ブラックバード

[本][レビュー]バイバイ、ブラックバード


最初から最後まで、「マツコデラックス」的な爽快感を楽しめる本。
伊坂幸太郎の「バイバイ、ブラックバード」を読んだ。
ストーリーが絡みあって・・というよりは繭美と一彦を中心としたやり取りが爽快感をもたらしてくれる。

個人的には、もう少し最終的にそれまで出会った人達とのストーリや背景が上手く絡み合って・・というのを期待していたけども、まぁこういう感じもありかなと。

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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

フォレスト・ガンプを観たときのような、人間の「匂い」を感じることのできる作品。
そんな印象を持った本だった。「巡礼」を通しての心や感覚の変化、そして少しずつ自分や、自分の大切かつ辛いものと向き合い、人間の匂いを感じ、自分を感じることを楽しめる。

個人的には結構好き。週末天気が悪かったので土曜日にAmazonで発注したが一気に読んでしまった。もうちょっと読んでいたい感じだった。

主人公、つくると自分がそれなりに年も近いこともあって学生時代やそれからの人生の歩み方、そして変化していく関係/状況というのが、ものすごく身近でリアルに共感/体験することができた。

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コトバのチカラを教えてくれる本!「伝え方が9割」


目からウロコの、久しぶりの良書に出会った。

佐々木圭一さんの「伝え方が9割」を読んだ。
コトバのチカラをフレームワーク化してくれる本だ。
本の中にも随所にコトバのチカラを使ってくれているので非常に読みやすかった。
自分でも普段何気なく使っているコトバ、世の中で使われているコトバ、名言と言われるコトバ。
伝え方で、受け取り方が全然違うということを丁寧に解説してくれる。
そして、その技術を教えてくれる。

コトバの技術を解説しつつ、ビジネス/恋愛/コミュニケーションですぐに実践できる内容が盛りだくさん。
コトバの技術、いつ使うの? 今でしょ!

ということで、マインドマップも作成。↓
http://www.mindmeister.com/280491363/9




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今すぐできる「戦略思考」の教科書


http://www.easystep.jp/tree.html?planid=34250

筏井哲治さんの、今すぐできる「戦略思考」の教科書、を読んだ。普段はビジネス本のレビューは書かないんだけど、今まで読んだビジネス本の中でも秀逸というか、おもしろかったので。

本の内容は基本的な所であるMECEとかロジカルシンキングとか5フォース分析とか、まぁありきたりのことももちろん載っているんだけど、他と違うのはそれをいかに自分の目の前の業務や課題に応用していくかというのを体験談から筆者が学んだ経緯や手法について記載されていて、読んでいてかゆい所に手が届く感じでとても気持ちよかった。

筆者が開発や営業という仕事を通じで学んだこと、分析して自分なりのフレームワークにしていったこと、そして常にチャレンジして成長していこうという等身大の人間としての魅力も感じられる本だった。色んな本の中でも、今後もこの本は繰り返して完全に自分のものにしてしまおうと思った。


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わしょ〜い(´ー`)ノ♪

ノマドライフ〜好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくこと〜


本田直之さんの、「ノマドライフ」を読んだ。今はかつてない変化の時代だと捉え、高度成長期にあった価値観、これまでどおりの働き方、暮らし方では破綻する。単純にカフェで働くということではなく、いかに自分のクリエイティビティや効率性、思考の柔軟性を正のスパイラルとして働かせながら場所に縛られず、仕事と遊びの垣根のないライフスタイルを過ごしていくか。

最近、ノマドという単語だけが一人歩きして、一種の流行語のように使われているが、今純粋にノマドライフなるものを実践している人はいかにクリエイティビティや柔軟性を伸ばすかということに真剣に、そして素直に向き合った結果なんだなと思った。自分とは遠いと考えるのではなく、仕事を時間の対価、つまり費やした時間で捉えるのではなく、生産性や価値として捉え、それをいかに生産的に効率的にクリエイティブなものを生み出していくかが重要だなと。環境を変えると新しいものを発見する。いつも通る道は同じ様に見えるが同じではないはずで、そこから何を感じるかが、クリエイティビティそのものだと思った。まずできることから。そして、準備をしつつ、賢いノマドに。

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ドラゴンフライエフェクト ソーシャルメディアで世界を変える


http://www.easystep.jp/tree.html?planid=28189

ドラゴンフライエフェクト(ソーシャルメディアで世界を変える)を読んだ。本書では、ソーシャルメディアで世界を変えるためには、4つの要素が必要としている。
4つの要素とは、

  1. 焦点
  2. 注目
  3. 魅了
  4. 行動

この要素が協調したときに、ドラゴンフライ(トンボ)の4枚の羽根が協調して飛び回るように個の力が世界を変えていくとしている。

この本は企業がソーシャルメディアとどう向き合うかというマネタイズの視点ではなく、あくまでも個人がソーシャルメディアを使って世界をどう変えていくかということに注目している。利用者がうまくソーシャルメディアを活用して社会的意義の高いことを実現していく事例が記載されているが、主にその事例はアメリカが中心だ。日本でもFacebookをはじめtwitterなど、ソーシャルメディアの利用が活発になってきているが、本書に書かれている事例などを見ると、テクノロジーだけではなく利用者としての活用度合いが日本とは数段高いレベルで活用しているという印象を受ける。個人として、ソーシャルメディアを利用するケース、そして自身がソーシャルメディアの一部となっている今において、このドラゴンフライエフェクトに習えば世界を変える動きをすることができるかもしれないという勇気をくれる一冊だった。また、単純にソーシャルメディアの利用という観点だけではなく、目標を達成させるため、人はどういう意識でどういう行動を取るのかという分析にも話が及んでいるので、日々の仕事やプライベードでの個人の目標を達成させるためには・・という観点でも非常に役に立つ。

個として力を持つことができる時代。個がつながって力を持つためのガイドとして位置づけられるような本だった。

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ソーシャルストリーム・ビジネス

[本][レビュー]ソーシャルストリーム・ビジネス


リクルート系の本(個人的には第2段)ソーシャルストリーム・ビジネスを読んだ。発行が2010年8月ということもあり、ここ1年で状況もどんどん変わってきてるので時期的な問題で内容が少し古くなっていることもあるが、基本的にはソーシャルメディアとう流れの概要説明、実際のサービスの事例がちょこちょこ、そして、ソーシャルストリームの中でのビジネスを行う上での注意点、特にデザインや集客などについての実験結果について記載してある、なんというかリクルートっぽい(勝手なイメージだけど)本だった。印象としてはループスもしくは斉藤徹さんの本、AVEC研究所武田さんのソーシャルメディア進化論、カヤックのスマッシュコンテンツ系を生み出す方法とかの内容のを大まかに書いてある印象。(そういう意味で読む順番が逆だったかも)ただ、実験結果が記載されているのが特徴的かも。とりあえず、今何が起きてるのか、ソーシャルビジネスってなんだ?っていう人が読むといいのかも。

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